夫休職決めた時、私の妻はなんと言った!?


夫私は結婚し子供が2人いるサラリーマンです。

先日、職場でパワハラに遭い休職を決意しました。

妻に相談した時の妻の返答に本気で感動したのでその様子と感想をまとめました。

夫私が休職決めた時

職場でパワハラに遭い、夫私は休職を決めました。退職にしなかったのは明らかに相手に非があった事と収入面を考慮してのことでした。休職するためには何かしらの病気にかかっている証明、医師の診断書が必要で、夫私の状況では適応障害の精神疾患がつくことは予測できました。精神疾患の既往があるとおそらく次の就職活動に大きな影響があるとは思いましたが、正直、そこまで考える余裕はありませんでした。その日は金曜日だったため、週明けに心療内科を受診し職場に休職願いを伝える旨を妻に相談することにしました。

過去の私は・・・

夫私は以前も仕事を辞め、半年間も定職につけない時期がありました。当時は子供も小さく、今後の生活費に関して妻からはかなり金銭面での不安を伝えられました。それにも懲りずその後も転職(計10回)を繰り返し、やっと現在の職場で12年経過した段階での休職でした。

当然、反対されることが予測されたため、精神面での診断がつけば傷害給付金が出ること、休職中に元の職場に戻れるのか辞めて次の職をどの様にするかの展望を語るなど、相談する準備をし、帰宅後にすぐに妻に相談しました。

逆の立場でもし私が妻から仕事を辞める、もしくは休職すると相談された場合、真っ先に不安になるのは金銭面です。少しでもいいから収入を確保してほしい、と妻の精神状態などかえりみず伝えていたかもしれません。

夫休職決めた時、妻はなんと言った!?

妻からは一言、「ええんちゃう、そうしたら」。ただそれだけ言うとすぐにいつもと変わらず、犬を横に従えてスマホ見ながら普段通りの夜を過ごしていました。夫私は驚きつつ「そしたら月曜日に心療内科に行ってくるわ」と伝え、クリニックを検索し始めると、「ここがええんちゃう」とすでに調べていたのか速攻、提案してくれました。そして現在、休職して1ヶ月が経過しました。

今、少し落ち着いて当時の状況を思い出すと、改めて妻の凄さに気づかされます。

収入面には全く触れず、「とりあえず一旦休んで落ち着いてから次のことを考えたら。いつまで休めるの?」と責め立てるわけでもなくかなり前向きな意見をもらえたことにも今でも驚いています。

我が家は夫婦合わせても収入が多いわけではありません。旅行にもほとんど行けない経済状況です。今後、上の子が大学進学すればそれなりの学費が予測され、我が家の経済状況は本当に火の車になる、その様な状況での私の休職、結果減収になり、妻への経済的、精神的負担増はかなり強かったと思います。

それでも「ええんちゃう、そうしたら」と言えたのは、常に妻が言っている現状に対する想いだと感じました。それは「私は今の生活、家族に満足してる。そりゃ、お金があるに越したことはないけど、自分が出世したいとか有名になりたい、尊敬されたいなんか、思ったこともない。今、子供と犬と家があってみんなで仲良く過ごせていることがどれだけありがたいか、今の自分の状況に納得してるよ。」というものです。

夫婦でいつも話をするのですが、私は資格を持っているのでそれに対して「勉強しないと、もっと知識をつけないと」と休日も何かしていないと落ち着かない実態のない不安を常に妻に伝えていました。

妻からは「何で週末なのに何かしないといけない、ってそっちの方向にいってしまうの?別にそんなこと考えなくても今のままでいいんじゃない。」と言われていました。

別に妻が仕事と家事以外に全く何もしていないわけではないのです。子供の好きなジャンルのイベントを常に調べていたり、習い事を確認したり、家のレイアウトや家具を提案したり、庭の掃除を計画的に進めたり、そして子供と向き合って毎日話をしています。意識的に話す時間を設けているわけではなく自然とそんな環境になっていきました。これは休職して知ったのですが、週末の朝は必ず妻を中心に家族の意見を加味した1日の計画を立てています。

妻は当然、将来の展望も考えているとは思うのですが、とにかく今を大切にしていると感じました。今を大切にし、考え、行動している、それが妻の強いところだと気付かされました。

夫私は自己肯定感が低かったんですね。今こうやって文章を書いている間も、チラチラと「こんなことしていていいのかな、仕事探して収入えないと今後大変にならないかな」と不安がよぎっています。

まずは今の自分の環境に感謝し、自分を見直すきっかけを与えてくれた妻の一言にとにかく感謝です。

これが私の初めてのブログになります。現在も休職中でいつからどのように復帰していくか、自分でもわかりません。でも家族と過ごす時間が増えると感謝の念に絶えない環境にいることに気づきました。

これから少しずつ家族に感謝している内容をまとめていこうと思います。